米国食品安全強化法(FSMA)に基づく初の認証機関として米国規格協会(ANSI)の認定によるFSVP/VQIPサービスを開始

ペリージョンソン ホールディング 株式会社(PJHD)は、ペリージョンソン レジストラー フードセーフティ インク(PJRFSI)が米国食品安全強化法(FSMA)に基づく初の認証機関として米国規格協会(ANSI)の認定を取得したことにより、PJRFSIとの提携に基づいて日本でのFSVP/VQIPサービスを開始しました。2011年に制定され、FDA(米国食品医薬品局)の権限を大幅に強化した米国食品安全強化法(FSMA)は、米国国外の食品関連事業者にも多くの対応を求めており、FSVP(外国供給業者検証プログラム)とVQIP(任意適格輸入業者プログラム)は日本の食品関連事業者に大きく影響するものです。

このたびの認定取得を受けて、PJHDは米国食品安全強化法(FSMA)第307条で定められた第三者監査制度に基づき、諮問監査と規制監査のサービス提供をスタートします。

諮問監査は、FSMA第301条で定められたFSVP(外国供給業者検証プログラム)で、米国側の輸入業者に検証が義務づけられているPCHF(ヒト向け食品に対する予防コントロール)等への日本の食品製造・供給業者の適合状況を、日本の食品製造・供給業者自身が確認するための監査で、規制監査の準備段階と位置づけられています。PJHDでは、内部統制やリスク管理の支援で多くの実績を持つペリージョンソン コンサルティング(PJC)にてFSVP諮問監査サービスを提供します。PJCは、輸入業者向けの「外国供給業者検証プログラム(FSVP)検証監査代行サービス」も開始しており、このたびの認定取得で輸入業者・供給業者の双方にとってより有益な監査サービスを提供できることとなりました。

規制監査は、認証取得によってFSMA第302条で定められたVQIP(任意適格輸入業者プログラム)に参加できるようになる抜き打ちの監査です。VQIPは、資格を取得して参加することで、日本から米国への食品輸出の際の入国審査・手続きを迅速化するもので、日本の食品製造・供給業者は規制監査を受けることで発行された証明番号を米国側の輸入業者に提供する必要があります。PJHDでは、ISOをはじめとした国際規格の第三者認証事業を担うペリージョンソン レジストラー(PJR)にて、VQIP規制監査サービスを提供します。